ここ数年で、子どものランニングバイク=「ストライダー」と言えるぐらいに、浸透してきています。公園に遊びに行くと、あちらでもこちらでもストライダーに乗っている子どもをみかけます。
我が家でも、娘が2歳の時に「ストライダー」を買いました。そして、それから3年近くたちました。

本記事は、我が家の経験談をもとに そろそろストライダーデビューしようかな?とお考えのご家庭向けに、以下の疑問に答える記事になっています。
- ストライダーは何歳から乗れる?
- ストライダーに3年乗ってどうなった?
- 自転車にすぐ乗れるようになるという噂は本当?
1点でも当てはまる方はぜひ、読んでみてください!
目次
ストライダーとは?
もう今更説明するまでもないほど浸透しているような印象もありますが、まずはストライダーとは何かについてご説明します。
ストライダーは、ペダルとブレーキのない自転車で、足で蹴って走るランニングバイクです。
軽さとシンプルさを追求したフレーム設計を実現し、公式ページでは、1歳半から5歳を対象年齢としていると記載があります。
ストライダーの特徴
ブレーキがない
1歳半から3歳児には、ブレーキを強く握る握力は備わっていません。ストライダーは、反射的に足でしっかりと止まれるように設計されています。
1歳頃は、またがって乗って、足で動かす車が好きですよね。その延長で乗ることができます。
また、ブレーキワイヤーがないので、ハンドルが360度自由に回転します。転倒した時には、ハンドルがロックされないので、ハンドルバーが衝撃を逃がしてくれます。
ペダルがない
バランス感覚が養われるまでは、ペダルを漕ぐのは難しいです。感覚的に乗ることを重視しているので、ストライダーにはペダルはありません。両足で地面を蹴りながら進みます。
軽量
ブレーキやギヤがないので、子供の力でも簡単に操作することができます。大人が公園まで持ち運ぶのにも便利です。
また、EVA製のタイヤ(プラスチックのような素材)を採用しています。ゴムタイヤに比べEVA製のタイヤは軽量です。
ストライダーに慣れていくうちに、 走行性能がアップするゴム製のタイヤに交換されている方もいます。
これらの特徴のおかげで、低年齢の子どもでも乗りやすい設計になっています。
ストライダーは何歳から乗れる?
我が家の実体験から、導き出した結果はこちらです。
個人差はありますが、運動好きな子なら2歳頃から。
乗りこなせるようになるのは3歳頃から。
我が家では、娘が2歳の時に購入しました。私はまだ早いんじゃないかなとも思ったのですが、自転車好きの夫が張り切って買い与えたのがきっかけです。
最初はサドルにも乗れず、バーをまたいだ状態で、よちよち押して歩くのが精一杯でした。
でも本当に気に入ったようで、バランスを崩して転んでしまっても、自力でストライダーを起こそうとしているのには驚きました!
最初は何度も転ぶので、「このまま乗れるようになるのかな?早かったかな?」とも思いましたが、とにかく楽しいから、一生懸命練習を続け、日が経つにつれメキメキと上達しました。
雨の日や風が強い日でも、ストライダーに乗りたくて、外に出かけようとするのを何度も止めました・・!
その結果、1年後にはすっかり乗りこなせるようになりました。
1年たつと、スピードもかなり出せますし、スピードが出ている時は、足をフレームの上に置いて減速しないように、自分でコントロールができるようになります。
また、ハンドルで曲がろうとせずに、体の重心で曲がっているのを見た時は感心しました!
親は何も教えていないのですが、ストライダーなら感覚的に操作ができるので、勝手に遊びながら上達していきます。

個人的な感想としては、公式ページでは1歳半~対象年齢となっていますが、1歳半だと、できることがかなり限定され、あまり楽しめないかもしれません。
ストライダーの効果
ストライダーを使ったことで、我が子がすごく成長したと思ったポイントは、以下の3点です。
1、バランス感覚がよくなった
ストライダーは、2輪車で補助輪がないので、それだけで自立することはできません。足を使ってバランスをとる必要があるので、必然的にバランス感覚がよくなります。最初は難しいですが、乗っていると自然とその力が養われていきます。
2、体を使うのが上手になった
体幹が鍛えられ、体を使うのが上手になりました。公園にあるアスレチックも、ぐいぐいと怖がらず登っていくようになりました。
3、足が速くなった
ストライダーは、地面を蹴って前に進まなければいけないので、脚力が鍛えられます!足の回転がスムーズになり、保育園のお友達と比べても、足は速い方だと思います。 心なしか我が子の走行フォームは綺麗とも思います。(親ばかかも⁉)
4、補助輪なしの自転車に乗るための準備になった
娘が4歳半位の時に、親戚の姪っ子に補助輪なしの自転車を借りたのですが、ほとんど練習することなく乗ることができたんです!これには驚きました!
親が手伝ったのは、乗り出しに少しだけ背中を押してあげたくらいです。 こぎ方が分かった後は、すいすい乗れていました。 ストライダーが、自転車に乗るためのベースを作ってくれたおかげです。
通常なら、三輪車→補助輪あり自転車→補助輪なし自転車 という流れになると思っていたのですが、ストライダーのおかげでかなりショートカットできたと思います。
ストライダーの注意点
とても楽しく子どもも夢中になる乗り物ですが、以下の点には気を付けましょう。
- ヘルメットは必ず着用しましょう
- 公道走行はできないので注意しましょう
ストライダーは思った以上にスピードが速いです。慣れてくると、子どもはスピードを出したがるので、転倒すると大変危険です!ヘルメットは絶対に被りましょう。
また、ストライダーには、クランクが付いていないので、道路交通法では軽車両(自転車等)ではなく遊具に該当します。
そのため、自転車のように公道を走行することはできません。公園など安全を配慮して遊びましょう。
2歳頃になったらストライダーはオススメ
子どもが夢中になって遊べるランニングバイク「ストライダー」。我が家では、ストライダーのおかげで、親が教えていないたくさんの能力が、自然と備わったと思います。
子どもが好きで得意な遊びに夢中になっている姿を見るのはとても嬉しいですね。
- ストライダーは公式では1歳半から対象年齢だが、2歳頃から乗れるようになる
- 2歳から乗り始め、3歳で乗りこなし、4歳ではトップスピード時に足をフレームに乗せることができるほど上達。5歳では物足りなくなり、自転車を希望し始める
- 初めて補助輪なし自転車に乗った時、親が教えなくても体感的にすぐ乗れるようになっていた
ぜひ、ストライダーでお子さんの運動能力を伸ばしていきましょう!
