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ランドセル選びの時期が早まってきている
我が家の長女はもうすぐ保育年の年長組。
小学校入学まではあと1年あるので、ランドセル選びもまだこれから、と思っていた私ですが、最近のランドセル選びは「ラン活」と呼ばれ、年長組の春がスタート時期だということを知りました。
人気の商品に多くの人が注目し、早期に予約購入する人が増えているのだそうです。
子どもが喜ぶことが一番とは思いますが、節約志向の我が家では、「品質がよくて、お手頃価格のランドセル」を見つけることが使命です。
そこで、節約志向の家庭向けのランドセル選びについて、調べてみました!
この記事は、以下に当てはまる方に読んでいただきたい内容になっています。
- ランドセル選びはいつ始めたらいいかまだ知らない人
- ランドセルの平均購入価格はいくらなのか知らない人
- お手頃なランドセルメーカーを知りたい人
- 一番安く買える時期はいつなのか知りたい人
- 値段によって品質に差があるのか知りたい人
1つでも当てはまる項目がある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
ランドセル選びはいつ始める?決定までの流れ
数年前までは、年長組の秋頃に買うのが主流でしたが、ここ5年程のランドセル選びは、前倒し傾向にあります。 ラン活は「年長組の春からスタート」です。
4月~6月 | 各メーカー新作発表 新作発表後、量販店ではお披露目会もあり カタログ請求してのリサーチ期間 |
7月~9月 | 予約期間(7月がピーク) 人気商品はこの期間での予約必須 |
10月~11月 | 人気商品は完売し始める 11月頃から予約したランドセルが届き始める |
12月~3月 | 在庫処分の値引き開始 ランドセルが到着し4月の入学を待つ |
なんと、予約のピークは7月とのことです。早いですね!
GWやお盆休みなどには、祖父母が孫と一緒にランドセルを選ぶ姿もよく見かけます。
10月を過ぎると、人気の機能や価格帯のランドセルは完売し、微妙な色やデザイン、価格帯のものが残るのみ。
豊富な品ぞろえの中から、気に入ったランドセルや人気商品を確実に手に入れたいならば、遅くとも9月頃までに予約をすることが必須です。
反対に、デザインや素材にこだわりがないならば、 年間で最もランドセルが安くなる 12月以降が購入時期です。
何はともあれ、まずは比較検討用に資料請求から始めましょう。
ランドセルの平均購入価格は?一番安く買える時期は?
調査によると、ランドセルの平均購入価格はおよそ53,000円。(一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会調べ)
決して安いお買い物ではないので、いいものを、少しでもお手頃に購入できたら嬉しいですよね。
上のスケジュール表で説明したように、12月を過ぎると在庫処分が始まりますので、12月以降が年間で最も安く買える時期になります。デザインにこだわらなければ、定価の半額以下で購入できる場合もあります。
ただし、12月以降は、店舗でのランドセル売り場も縮小傾向になりますので、選択肢は多くありません。
この時期の購入を検討するなら、 近隣店舗の残り在庫から妥協で選ぶより、 ネットショップで各店舗を比較しての購入がオススメです。
ランドセルメーカーによる価格帯の違いは?
ランドセルメーカーは沢山あるので、あまり範囲を広げてリサーチしすぎると、どれを選べばよいかわからなくなります。
1メーカーの中でも、様々なモデル、価格帯で展開しているので、あまり選択肢を増やしてしまうと、選ぶのが難しくなります。
節約志向のご家庭なら、まずは以下の4社をチェックしておけば大丈夫です。
- 天使のはね(セイバン)ランドセルシェアの30%を占める大手
- フィットちゃん(ハシモト)CMでもよく見かける人気メーカー
- ふわりぃ(協和)ランドセル作り60年の老舗
- かるスポ(イオン)近くに店舗がある安心感
ここ最近の売れ筋は、天使のはね、フィットちゃん、ふわりぃ、かるスポです。TVCMでもよく見かけるこちらのメーカーは、最新モデルの主力商品が5~6万円になります。(前年の型落ち品は3万円程度でも見かけます。)節約家庭では、この金額でもかなり高額だと感じるはずです。限界まで出してもこの価格帯でしょう。
さらに、手頃な価格帯の代表格には、イオンのトップバリュがあります。価格帯は30,000円前後からあります。イオンなら、ご自宅の近隣に店舗があるでしょう。修理が必要な時にも安心です。
ランドセルには、土屋鞄や吉田カバンなど、オシャレママ好みの、高級な価格帯も存在していますが、節約思考の家庭には、なかなか痛い出費となります。
なぜ高いのかというと、牛革やコードバン(馬の尻部の高級革)など、素材にこだわったランドセルが多いからです。当初予算をオーバーするうえ、迷う時間がもったいないので、 節約志向のご家庭では、土屋鞄や吉田カバンなどは候補から除外してOKです。
6年保証がついているかは必ず確認しておこう
6年間毎日使うランドセルですから、 大事に使っていても壊れる可能性はあります。活発な子ならなおのこと、カバンを放り投げて遊びに行ったり、大人には信じがたいような使い方をすることもあるかも知れません。
6年保証がなく、買いなおしという事態になったら、最初の購入を安く抑えても、結局2回目の購入で高くついた、ということになりかねません。
ですから、以下のポイントは、必ず事前に確認しておきましょう。
- 6年保証はついているか
- 修理はできるか
- 修理費用の相場はいくらか
- 代替品は用意してくれるのか
安いものは品質が悪い?
あまりにも値下げされていたり、安くなっていたりすると、「品質が悪いのでは?」と心配になりますが、そんなことはありません。
ランドセル業界にもトレンドがあり、流行色、刺繍など、毎年パターンを変更しています。ですから、その年のモデルは、その年のうちに売り切りたいのがメーカーの心理です。
大手メーカーの製品なら、値下げされているからと言って、「=品質が悪い」ということはありません。
もちろん、素材によって、コードバン系(高級)、クラリーノ(お手頃)、牛革(二つの中間)という違いはあります。
節約志向のご家庭なら、お手頃価格で、かつ近年の主流の「クラリーノ素材」から選ぶとよいでしょう。
安さ最重視なら中国製も候補に
大手メーカーは国産ランドセルにこだわっていますが、国産にこだわりがなく、とにかく安くあげたい、という割り切りができるなら、中小メーカーの中国産ランドセルも候補になります。
中国産ランドセルの相場は、約16,000円~20,000円程度です。
大手メーカーの標準となる6年保証を超える、「7年保証」をうたうなど、独自路線で販売しています。修理も可能で、修理中には代替カバンを貸し出してくれます。
口コミも悪くないようですので、価格を最重視するなら、こちらも候補にしてみてはいかがでしょうか。
ニトリのランドセルも22,000円で販売されていますが、2年で壊れた、4年で背負い紐が切れた、ペラペラ、という悪い口コミも散見されたので、注意しましょう。
まとめ 節約志向家庭のランドセル選び
節約志向のご家庭のランドセルの選び方についてみてきました。まとめます。
- とにかく最安値を追求するなら、12月以降の在庫処分品を購入する
- お手頃価格のランドセルは、天使のはね、フィットちゃん、ふわりぃ、イオンから選ぶ
- 素材は主流のクラリーノを選ぶ
- 6年保証があるものを選ぶ
- 中国産を許容できるなら、中国産ランドセルが最安価格帯
あまりに候補を増やしてしまうと、どれがよいのか、正常な判断ができなくなるものです。
節約志向で、希望予算が決まっているならば、上記の選び方でも、希望に合うものが必ず見つかります。年長さんの春からじっくり検討していきましょう。